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腕相撲(アームレスリング)のコツと技(トップロール&フック)|使う筋肉部位


腕相撲に勝ちたい、強くなりたいという気持ちは、トレーニングをして身体を鍛えている方なら、誰しも持っているものではないでしょうか。そこで、アームレスリング元日本代表・アジア選手権3位である筆者が、一般の方にもわかりやすくアームレスリングの技・テクニックについて解説するとともに、使う筋肉部位=優先的に鍛える筋肉部位についてもご紹介します。


腕相撲(アームレスリング)の2つの技(テクニック)

腕相撲(アームレスリング)には大きく2つの技(テクニック)がありますが、それは以下の通りです。


①噛み手(フック)

②吊り手(トップロール)


①の噛み手(フック)は、一般の方の腕相撲に近い技で、手首を巻き込んで倒していく方法です。しかし、アームレスリングでのフックは単純な力技ではなく、細かいテクニックがあります。これは、後ほど解説します。


②の吊り手(トップロール)は、一般の腕相撲にはない軌道で動作する技で、素人同士の腕相撲においては非常に効力を発揮します。まずは、このテクニックから解説していきます。


吊り手(トップロール)のやり方

トップロールは相手の力を出させない技

まずは、こちらの動画をご覧ください。筋骨隆々のボディービルダー(向かって左の白いタンクトップ)と中量級のアームレスラーのエキシビションマッチです。


視覚的なイメージと異なり、ボディービルダーに比べると腕も細く体重も軽いアームレスラーが、余裕の表情で受け流して難なく勝っています。


これは、アームレスラーのほうが筋力で勝っているわけではなく、相手の力が発揮できないように「トップロール」をかけているからです。


※ただしトップロールに必要な特定の筋力はアームレスラーのほうが勝っていると思われます。


トップロールは釘抜き(テコの原理)

トップロールの動作の仕組みを一言で表現すると「クギ抜き」=「テコの原理」です。


実際の腕に当てはめると、この画像のようになります。つまり、肘が支点、背中が力点、手が作用点になります。


実際にトップロールの初動を再現したのがこちらの画像です。肘を支点として上半身を落とし、自分の手の甲で相手の指先を吊り上げます。これにより、自分は力のかけやすい手首に近い部分で、相手は全く力の入らない指先で戦うことになりますので、圧倒的に有利になります。


トップロールのスタートからフィニッシュまでを再現したのが、この動画です。ご参照ください。


実際のアームレスリングの試合でのトップロールは、こちらの試合動画がわかりやすいと思います。向かって左の白いシャツの選手(トップローラー)の動きに注目してください。


トップロールは非常にテクニカルな技で、初動だけでなく、途中の軌道やフィニッシュ(落とし方)にもさまざまな細かい注意点があります。それについては、下記の専門サイトの記事をご参照ください。


【腕相撲の吊り手】アームレスリングのトップロールのやり方と軌道


フックは雑巾絞り

噛み手(フック)の動作をあえて例えると「雑巾絞り」の動作です。トップロールに比べると力技のイメージが強く、実際、筋力が重要な要素ではありますが、同等以上にテクニックも要求されます。


実際の動作は、こちらの試合動画がわかりやすいと思います。向かって右側の選手(フッカー)の動きにご注目ください。


まずは手首を巻き込みますが、単に巻き込むのではなく、自分の拳(小指の付け根)で相手の手首を下敷きにし、相手の力が出にくい状況にしてから、雑巾を絞るように手首を回内させつつ後方に絞り倒します。


フックは力技のようで、とても細かいテクニックも要求されます。そして、その軌道もかなり複雑です。詳しくは、下記の専門サイトの記事をご参照ください。


【腕相撲の噛み手】アームレスリングのフックのやり方と軌道


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腕相撲(アームレスリング)に必要な筋肉部位

トップロールとフックで微妙に異なる

トップロールとフックでは、初動の手首の動きや軌道が異なるため、重要になる筋肉部位も微妙に異なります。しかしながら、腕相撲(アームレスリング)に必要な筋肉部位と優先順位は、大きくは以下のようになります。


①前腕筋群

②上腕二頭筋

③背筋群

④大胸筋

⑤上腕三頭筋

⑥回旋筋腱板


なお、全身の筋肉の場所・名称・作用については下記の筋肉図鑑をご参照ください。


筋肉の名前と作用|筋トレで鍛える主な部位の名称と働きを解説


それでは、順に解説していきます。


①前腕筋群


アームレスリングは、別名「前腕のスポーツ」とも呼ばれるほど、前腕筋群の重要度が極めて高いスポーツです。必要な部位は技によって異なり、それは以下のようになります。


①トップロール=腕橈骨筋

②フック=前腕屈筋群


なお、腕相撲(アームレスリング)に必要な前腕の筋力は、通常のバーベルやダンベルのトレーニングではピンポイントで鍛えにくく、技に応じた専用のトレーニング器具を使うのがベストです。それらについては、下記の記事で詳しく解説しています。


アームレスリングのテクニック別に最適なトレーニング器具


②上腕二頭筋


前腕についで重要になるのが上腕二頭筋ですが、必要となるのは一般的な筋力=積極的に肘を曲げる力=短縮性収縮(コンセントリック収縮)ではなく、肘の角度を90度前後に維持する筋力=等尺性収縮(アイソメトリック収縮)です。


▼詳細記事

【腕相撲の肘の角度】筋肉の収縮特性を理解して効率的に相手を倒す方法


③背筋群


背筋群と大胸筋は腕相撲(アームレスリング)にとって同等程度に重要な筋肉で、いずれも腕を身体に固定するための等尺性収縮(アイソメトリック収縮)が要求されます。


なお、トップロールにおいては大胸筋よりもやや背筋群の重要度が高くなります。


▼詳細記事

【アームレスリングの背中の使い方】広背筋と大円筋の作用を理解する重要性


④大胸筋

大胸筋は腕を身体に固定するために必要な体幹全部の重要筋肉部位です。特に、フックにおいてその重要度は上がります。


⑤上腕三頭筋

上腕三頭筋は上腕二頭筋の拮抗筋として、同時に作用して等尺性収縮(アイソメトリック収縮)を高めるために重要な筋肉です。また、横向きの圧力(サイドプレッシャー)を生む原動力としても重要です。


⑥回旋筋腱板

回旋筋腱板=ローテーターカフ、なかでも、肩関節の内旋作用を持つ肩甲下筋とその拮抗筋である棘下筋は腕を身体に固定するために重要な筋肉です。


▼詳細記事

アームレスリング(腕相撲)にローテーターカフ(回旋筋腱板)が重要な理由


腕相撲(アームレスリング)のトレーニング器具

アームレスリング専用の各種トレーニング用品については、Mazurenko製品・EAC製品・ONIARM製品の正規販売店である下記ショップをご参照ください。

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